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リアルメッセージ

【君が待っているから〜honeyed gospel〜】

■謹んで新年のご挨拶を申し上げます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。小鹿です。

いつもたくさんの評価コメントやメッセージをありがとうございます。惺と直人の話は、楽しんでいただけたでしょうか?
小鹿は太陽と月に続き、ようやく星型の痣も消えて、ほっとしています。

■二階堂がいたから、すれ違わずに済んだ宏之と晃。桜太がいたから、一歩踏み出す勇気を持った圭吾と朔。
同じように直人と惺にも、泰成やナツアキの存在が不可欠だったのだと思います。
自分ひとりで大丈夫、二人でいれば何でも平気。そういうカタチも素敵ですが、意外とヒトは不器用で、目の前にあっても気付かないことがたくさんあると思うんです。
そばで見ていたら、簡単なことなのに…
自分で気付くまで待っていてくれるのも優しさだと思うけど、肩を叩いて「そこにあるよ」って言って欲しい。

■…っていうか、言われないと気付かないと思う。特に惺って人は。頑固だしワガママだし。意外とぐるぐる悩むタチなので。
本編では「大丈夫か直人?」と思っていましたが、番外編では「お前こそ大丈夫なのか惺?」と思いました…手のかかる二人です。じいサマには当分、長生きしてもらわなければ。(笑)

■過去編だった「この空〜」があっての、未来編「honeyed gospel」。長くお付き合いいただくことになってしまいましたが、全体の流れを楽しんでいただけたら嬉しいです。…まだ他を読まれていない方は、是非。

■三兄弟の呪いは、これで全員決着がつきました。お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、一応このシリーズは、今回で一区切りにしたいと思います。
幻創文庫で書かせていただくようになってから、少しずつ広げていった世界。
未練がないとは言いませんが、小鹿自身、新しい世界も見てみたいし…それに「一区切り」とは書いたけど「最後」とは書いてないよ?なんて。ちょっとズルいことも考えています。(笑)
いつになるかはわかりませんが、そんな再会があったら、また笑って迎えていただけると嬉しいです。

■そういうわけで、次回からは新しいシリーズで、全く違う世界の話を書く予定にしています。今は準備をしている最中なので、いつごろ始めるとは言えませんが、その時にはどうかよろしくお願いいたします。

■毎日本当に寒いですね。皆様がお住まいの地域は、雪が降っていますか?うっかり風邪などひかれませんように。どうかご自愛くださいませ。
小鹿も健康に気をつけて、皆様に楽しんでいただける話をお届けしていきたいと思っています!

小鹿かや 拝