Eウィル視点
■ファンの登場、ウィル×レフのラスト

■年齢
・ウィル&クリス17歳
・アルム15歳
・ファン12歳
・テオ8歳

■状況
・ウィルは研究成果を上げ、王宮内で着々と立場を確立。そのおかげでファンは王宮に居を移すことが出来る。
・ファンの見た目はちょうどCの頃のクリスぐらい。
・ウィルは、もちろん個人的にはレフのそばにいるのだが、公的な場ではクリスのそばにいることの方が多い。
(スポンサーと研究者、相談役と皇太子)
・王宮は腐敗が始まっているものの、総じて平和な時期。


引き続きのまとめ。

新しい紫の賢護石ファンが、王宮へ上がった。症状が良くなったわけではないが、研究者であるウィルの治療を受け、また賢護石としての生活に慣れるためだ。
ウィルが要請し、クリスの後押しで実現。

ここのところのウィルは、意図的にクリスと行動を共にしている。
理由@レフに嫉妬させるため。
理由Aファンが王宮に来たことで起こっている、様々な諸事情に対処するため。
(アンチ役に立たない賢護石派とか、これ以上ウィルの立場が上がることに対する反対派とか、まだ精神的に幼いファンを懐柔しようとする一派が、きっといる。書かなくても)
理由B本格的にヤバめなアルムの気持ちに対する、クリスの真意を確かめるため。
@とAは成果を上げているが、Bに関しては芳しくないのが現状だ。

中でもリュイスのファンに対する反発は、見ていられないものがある。治療の必要があるので、協力体制にあるものの、ウィルは幾度となくリュイスから不満を聞かされていた。

そんな諸事情もあって、ウィルはレフにファンの面倒を見るよう要請。同じように、クリスもアルムにファンの面倒を見るよう要請。
その真意はまだウィルにも測りきれない。

とにかくクリスの本音は置いといて。
ウィルはレフの前で、クリスといればクリスにべったり。ファンがいたら、ファンを甘やかし放題。もちろん面白いはずがない。
しかもウィルはファンが王宮に来てからというもの、その治療&研究を理由にあまりレフの元を訪れなくなっている。
思う以上に憔悴していくレフ。
「レフに何かあったら、貴方でも許しませんよ」
とクリスに釘を刺された矢先、レフが体調を崩してしまった。

賢護石が病死したという記録はない。
しかし魔族だろうと誰だろうと、食べていなくて寝ていなければ、体調を崩して当然だ。
謁見の間で気を失ったと聞き、多少は反省してレフの元を訪れる。目が覚めたレフは、泣きじゃくって「お前のせいだ」とウィルを責めていた。

※変更点はあんまりないんだけど、とりあえずウィルが暴走気味だったので、ちょっとくらいは反省するといいよ。と思いました。