■2009/03/17
設定の改訂版です。
私のご都合設定は
この文字色で。問題があれば、また考慮するということで、よろしくです。
でキャラクター一覧まで戻ります。


[広く古い洋館]…後の南国荘
葛邸。後の南国荘
ラジャがいるせいで南国の精霊が集まり、そのせいで熱帯植物に覆われている。精霊たちは南国荘へ来る際、種子を運んでくる。それがラジャのいるせいでよく育つ。
周囲から見ると、自然発生的に増殖しているかのように見えなくもない。
※蓮は榕子が南国の植物ばかり植えていると思っている。

[キャラクター]
・東 千歳(あずま ちとせ)
・葛 蓮(かずら れん)

・葛 榕子(かずら ようこ)
・ラジャ

・東 虎臣(あずま とらおみ)
・東 理子(あずま りこ)

・葛 伶志(かずら れいし)
・葛 雷馳(かずら らいち)

・管理人(のちに参入)

[蓮と千歳]
[千歳と葛邸]


東 千歳 Chitose Azuma 28歳
柔和でおとなしい性格。
怖がり。
お人よしで、強く何かを主張したり、誰かを疑い非難するようなことが出来ない。
とくに美人ということはないが、不可視のものを見られる瞳が綺麗で、性格と共に蓮が惹かれている部分でもある。

幼い頃から普通は目に見えないものを見る性質。
際立って危ない目に遭ったことはないが、それらはやはり恐ろしいし、近づきたいとは少しも思わない。
幼少時代、自分の見ているものを理解してくれる者はなく、両親にも周囲の者にも奇異な目で見られ、いじめられることもあった。

出版社に勤めるサラリーマン。編集者。
文芸誌の担当を希望するも、女性誌へ回されていた。
新しく旅行誌の編集部へ異動することとなり、いきなり新しい企画を押し付けられるが、そこで高校卒業以来会っていなかった蓮と再会する。

妻子はあるが、ずっと蓮への片思いを忘れられない。
高校一年生でクラスメイトになって以来、蓮の親友だった。



葛 蓮 Ren Kazura 28歳
細身の筋肉質で、背が高い。男性的で野性味のある美形顔。
目つきが悪く口下手なので無口だが、気遣いの出来る優しい性格。
器量が大きいので、大概のことは受け入れられる。(自分には見えない南国荘の色々な怪異や、千歳の能力も)
ただし、したいことは黙って行動に移す主義。やりたいことなら絶対に引かない。

職業はフリーカメラマン。
本来の専門は風景写真だが、フリーなので依頼があれば基本は何でもこなす。
今までは写真の仕事ばかりだったが、
少し前に組んで仕事をするはずだったライターが逃げ出し、仕方なく蓮が紀行文を添えた。それを見た編集者が、蓮を口説き落として蓮の写真のに自身が文章を添える企画を立ち上げる。

ラジャのことは見えないが、母親を疑ってはいない。
母のことを尊敬しているし、愛している。(マザコンではない)


葛 榕子 Youko Kazura 45歳
天然気質な蓮の母。
優しく穏やかで、いつまでも少女のような人。

蓮の父親とは、蓮が生まれる前に別れている。
別れた後に蓮を身ごもっていたことを知るが、堕胎の考えは微塵もなかった。
蓮自身にも「お父さんはいい人だった」と語っている。ただし写真や、名前のわかるようなものは一切所有していない。

蓮との親子仲は良く、どこか抜けたところのある母親を、蓮は黙ってフォローしている。

葛家は旧家の金持ちだったので、生活費は残された財産や、両親の保険金からまかなわれている。
双子の弟がおり、彼らも榕子に寛大で、遺産争いなどは一切起こっていない。

唯一彼女に不満があるとすれば、息子が幼い頃から自分を「榕子さん」と呼ぶことぐらい。本人は「お母さん」もしくは「ママ」と呼んで欲しいのだが、周囲がみんな彼女を「榕子さん」と呼ぶので、蓮もそう呼んでいる。

蓮を妊娠中の旅先(バリ島)でラジャに会い、恋に落ちる。
そのままラジャと共に帰国。


ラジャ
聖獣バロン。
別名バナスパティ・ラジャ(森の王)から、通称ラジャ。
ほとんどの人間には見ることが出来ない。現在の葛邸では榕子と千歳のみ。
旅行中の榕子に出会い、彼女と共に日本へ。以降、葛親子とこの屋敷に住む人々を見守っている。
ラジャがいるせいで、バリから精霊たちが集ってくるが、バリにいた頃も同じような環境だったため、あまり気にしていない様子。

蓮のことをわが子のように見守っているのに、彼とのコミュニケーションが取れないことを残念に思っている。
しかしそればかりでは寂しいので、蓮にもわかるようなアクションを取ることもあるのだが(聞こえないとわかっていて話かけ榕子に通訳してもらったり、木々を操ってみたり)、蓮は幼い頃からそれを受け入れ、怖がる様子もない。
そういうところがまた、ラジャにとって可愛くて仕方なく、同時に物足りないかもしれない。(もっと関わりたい、と言う意味で)


千歳と蓮のすれ違う気持ちに気付いており、幸せになってくれないものかと思っている。

永劫に戦う運命にある魔女ランダの影響か、榕子以外の女性が周囲(南国荘)にいることを嫌う。
(ので、南国荘がBL天国でも仕方ない、とな/笑)




東 虎臣 Toraomi Azuma 13歳
中学二年生。
血の繋がりはないが、千歳の息子。
気の強い母親とは違う、優しい千歳に惹かれている。

千歳と出会ったころ、父親がいないことで寂しい思いをしていた虎臣は、それを千歳に零している。
この一件が最終的な決定打となり、千歳は虎臣の母親、理子と結婚した。

千歳の前では子供らしく、千歳が望むような「良い子」を演じている。
しかしそれが千歳の前だけであることを、千歳以外の人々は知っていたり感づいていたりする。



東 理子 Riko Azuma
虎臣の母親。
シングルマザーの彼女は水商売をして虎臣を育てている。
気が強く少し目つき鋭いが、かなりの美人。どことなく雰囲気や性格が連と似ている。
気遣いの出来る優しい性格だが、目に見える部分がぶっきらぼうで、気が強く見えるため、人に勘違いされやすい。
…というところが、蓮に似ている。

千歳とは、働いていた店のバイトとして出会った。
自分に思いを寄せている千歳が、なにか勘違いをしている(蓮への想いを投影している)ことには気づいていたが、あまりに一生懸命だったため、ほだされてしまう。
晩生な千歳を尊重して、キス止まりのまま結婚。千歳を慕う虎臣にも祝福される。
しかし結婚後に、千歳は女性と肉体関係をもてないことが発覚。
酷く落ち込み、理子に対して詫びる千歳を理子は笑って許した。
その後二人で何度も話し合い、話の中で理子は千歳が蓮を忘れられないでいることを知る。
二人は虎臣を優先することに決め、ルールのある契約結婚を受け入れた。

契約期限は「理子に結婚したい相手が出来るまで」と「虎臣が社会人になるまで」の二項。



葛 伶志 Reishi Kazura 23歳
■葛 雷馳 Raichi kazura 24歳
榕子の甥、蓮のいとこであり、本人たちもいとこ同士。
榕子の弟にあたる二人の父親が双子のため、容姿がかなり似ており、本人たちも双子のように仲がいい。

二人でひとつのペンネームをもつ漫画家。
かなりのマニア受け漫画だが、その分マニアには人気で、大ヒットと呼べる作品はないものの、デビュー以来仕事が途切れたことはない。

二人とも両親と際立って対立しているわけでもないのだが、唯一漫画家になることは反対された。
出版社や銀行口座に手を回され、デビュー当時未成年だったこともあって、困り果てているところを榕子に救われる。
それ以来、葛邸に居候。

ラジャのことは聞いているが、自分たちには見えないので、いてもいなくてもいいか…という立場でいる。



[蓮と千歳]
・高校一年生で同じクラスになる。
・蓮は見た目がいいのに無口で、大人びていたためにクラスでは浮いた存在だった。
・千歳は何かと周囲に合わせるのでその中にいるが、本人は馴染めずにいた。
・蓮の周囲にはいつも葛邸の精霊たちがいて、千歳はそれは気になり自然と目で追うように。
・蓮を目で追ううち、千歳は無口でも優しく気のつく蓮に惹かれていく。
・高校三年まで一緒にいて、千歳は蓮も自分と同じように想ってくれているのではないかと考え、告白することを考えるように。


[千歳と葛邸]
高校時代に一度だけ葛邸を訪れた千歳は、そこが不思議なものだらけで驚いた。
しかも葛邸のエリアに入った途端、いつもは聞こえない彼らの声までが聞こえるように。(ラジャの影響)
その後、蓮に会わなくなったこともあって、葛邸には近づかなかった。