【その瞳に映るもの】
■今までで一番長い連載になりました。最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。小鹿です。
■まずは前の連載から、随分とお待たせしてしまったことに、お詫び申し上げます。本当に申し訳ありません。しかも予告を完全に裏切ってしまいました……
去年の年末「君が〜」を書き上げてから、少し体調を崩したり、その後に書いたものがちゃんと纏まらなかったりして、結局は半年近く掲載の間が空くことになってしまいまして。ご心配をお掛けした皆様には、心からお詫びいたします。ごめんなさい。
■待っていた、と言っていただけたことが本当に嬉しかったです。小鹿を忘れないでいていただけたこと、受け入れていただけたこと。心からありがたく、また長い連載を書く力になりました。
評価コメントをくださった皆様に、個別のお礼を申し上げることは出来ませんが、いつも大切に読ませていただいておりました。ありがとうございます。最後まで楽しんでいただけたでしょうか?
■さて、ナツアキです。
直人にはお兄さんぶって、色々と語っていた二人ですが、自分の恋愛にはけっこう泣き言が多いですね(笑)。とくにナツ。
きっと一琉ちゃんは横で見ていて「君、ホントにめんどくさい!」と思っていたことでしょう。タケル!最後までよく頑張って口説き落としたねっ!
■時系列の話も少し。
お気づきの方も多いと思うのですが、この話は直人が惺に想いを打ち明けるのと、同じ年の出来事になります。
つまりはあの冬、直人を心配しているナツアキの隣に、藤崎兄弟がいたのです。
またこの話で出てくるまどかちゃんのお父さんは、劇作家で劇団AZ(アズ)の主宰をしている「あの人」です。シェーナの店名を考えたのも同じ人。
かつてパパの天使ちゃんだったまどかちゃんは、もう中学生になってしまいました。
■最終話はカフェ・シェーナの店長である、吉野さん視点にさせていただきました。
ナツアキ交互の視点で前半を、藤崎兄弟交互の視点で後半を書いたので、最後は四人を見守っていた人物の視点から書きたいと思ったんです。
もちろん美沙ちゃんでも良かったんですけど〜、あの人が語るとどうにも〜喋りがトロいし〜。(笑)
■携帯小説らしい、幻創文庫でしか出来ないような、読んで下さる方に楽しんでいただけることが何か出来ないかな?と、いつも考えています。小鹿だけで考えていても仕方ないので、編集部の方と相談したり。
配信メッセージのノリが途中で変わったのも、そういう理由でした。
せっかく更新情報の配信を登録してくださってる皆様に、もっと何か楽しいことを送れないかな?と相談したところ、文字数を増やしていただけたのです。
せっかくなのにあんまり面白いネタが書けなくて、心残りなのですが…四人の通うシェーナや嶺華高等部が、少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。
■最後に、今後の予定について。
また皆様を裏切ってしまうことになると申し訳ないので、連載の開始時期などハッキリとは書けないのですが、前から書きたいと思っていた、今回までのシリーズのオマケのような話をお届する予定です。
出来るだけ早くお届けできるよう、努力いたしますので、その際は是非ともお付き合いくださいませ。
■最近は気温の寒暖差が激しいですね。秋らしくなったと思ったら、翌日には厳しい残暑に見舞われたり。突然の豪雨で足止めを食うこともあります。
どうか皆様、ご自愛くださいませ。小鹿も身体に気をつけて、頑張ります。
小鹿かや拝