【Lluis×TheoG】 P:06


 リュイス欲情を目の当たりにして、テオは淫らな笑みを浮かべている。乾いた唇を自分で舐めている姿に、リュイスも自分の熱を持て余した。

「見たいか?テオ…私のイクところ」
「んっ…たい、みたい…」
「…いいだろう。上手く出来たご褒美だ」

 腰を上げたリュイスは、それでもまだテオに触れようとはせず、膝立ちになったままベッドの端に背を預けている、テオの顔の横に手をついた。
 固く熱く勃っている自分のものに手を添え、テオを見下ろす。舌なめずりをして、食いつきそうなテオの表情に、笑みを浮かべた。

「見えるか?」
「ん…みえ、る」

 掴んだものを上下に擦ると、それを見ているテオも、自分を弄る手を早めている。
 放ったのは同時だったかもしれない。腹の辺りにぶちまけられたリュイスのもの。指先で掬って、後ろに塗りこんでいるテオの仕草が無意識だとわかって、リュイスは苦笑いを浮かべた。

「いい子だね、テオ」
「あ、あ…リュイスさま…すき…」
「私もだ。愛しているよ」

 優しく髪を撫でていたリュイスは、ふいにテオの顎に指をかけて顔を上げさせた。

「口を開けなさい」
「え…なに…?」
「いいから、口を開けろ」

 言われるままぼんやりと口を開いたテオの頭を押さえ、リュイスは自分のものを小さな口に咥えさせる。

「んんっ!」

 苦しげに眉を寄せたテオに構わず、リュイスはテオの頭を引き寄せた。
 最初は何をさせられているか、理解できなかった。頬張るにはあまりに太く、大きいもの。でも次第に、柔らかいそれが固くなっていくのがわかると、これが何度もリュイスにしてもらっていた行為だとわかってくる。
 理解してからのテオは、その行為に素早く順応していた。初めてでけして上手いとは言えないが、必死にリュイスの腰を掴み、身体を浮かせてしゃぶりついている。
 リュイスは目を細めた。

「そう…もっと奥まで。喉の奥まで咥えなさい」
「ぅ…んっ、んんっ」

 苦しげな声。
 本当に苦しいのだろう、テオの目に涙が浮かんでいる。それでも狭い口の中、一生懸命舌を動かして、奉仕しようとする姿がたまらなく愛しい。
 角度や動きを導いてやりながら、リュイスはテオの髪を優しく撫でた。

「本当にお前は、優秀な生徒だ」

 テオは視線を上げる。緑の瞳が自分を見て濡れている。そこに映る我が身は、どんなに浅ましいだろう。
 リュイスの吐き出す息が熱い。自分の口の中で、どんどん大きさを増していく。ゆっくり腰を下ろすリュイスにあわせ、這いつくばって顔を埋めるテオは、自分の身体がまた疼きだしているのに気付いた。